ジャワ島中部地震ニュース 第15報

6月4日から現地入りしていたスタッフ2名は、今朝無事に帰国しました。今後「つぶやき」なども含めて追加のレポートを発信していきますが、まずは帰国第一声をお届けします。なお、報告会を下記の通り行いますので、是非ご参加下さい。
本日、インドネシアのジャワ島より帰国しました。8日間という短い時間でしたが、震災後1週間の被災地の状況と中長期的な復興支援の調査を行って来ました。古都であるジョグジャカルタには伝統的な文化(人形劇、バティック、陶器、舞踊など)が息づいており、それを支える人々も今回の地震で多くが被災しています。また被害の大きかった農村部のバントゥル県、クラテン県は経済的には決して裕福とは言えないエリアですが、そこには豊かな田園と強いコミュニティー力があり、互いに助けあいながら今日を過ごしています。また今回、インドネシア政府も早い復興のビジョンを描きつつあるようです。(どこまで現実のものとするかは分かりませんが、、)
また、注目すべきは学生のボランティアがかなり組織的に動いている事です。緊急的な物資配給から子供達へのトラウマケアや仮設住宅(学校)の再建などの復興支援にもかかわっていくようです。現地にある地域力、文化を生かしながら、日本のボランティアとの連携も使いながら、これからの長くなるであろう復興への道程のお手伝いができればと思います。(吉椿雅道)
*報告会*
 日 時 6月20日(火)18:30~20:30
 場 所 神戸YMCA 423教室
 報告者 吉椿 雅道(CODE臨時スタッフ)
*関連団体の動き*
兵庫県立大学環境人間学部のO先生は、現地のアーティスト廣田緑さんが行っている草の根活動を関係者のみなさんに訴え、支援活動をしておられます。余談ですが、この県立大学環境人間学部は、11年前の阪神・淡路大震災直後の二日後に「阪神大震災 地元NGO救援連絡会議」を立ち上げられた草地賢一さんが、2000年1月2日に急逝する前まで、約2年間同大学で教鞭をとっておられた大学です。廣田さんの活動についてはHPをご覧下さい。http://midoriart.exblog.jp/m2006-06-01/